お店の話

パチンコの遠隔操作は存在するのか? ホルコン? 元店長が教えます!

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皆さんこんにちは。

元店長です。

今回はネット等でたまに見かける『パチンコの遠隔操作』について語らせて頂きます。

最初に結論を言いますと99.9%ありません(笑)

って言うと0.1%はあるのかよと言われそうですが、残りの0.1%は私が全店を知っている訳では無いので一応残した可能性という部分になります。

確かに昔はそのような話があり、実際に逮捕者も出ています。

しかし、現在では遠隔を行うメリット・デメリットを考えると圧倒的にデメリットが高くなるので私は99.9%無いと断言しちゃうのです!

昔の遠隔の実態や、遠隔を行う事のリスク、ネットの皆さんが大好きな『ホルコン』等について語っていきますね!

実際に有った遠隔操作での逮捕

現在では無いと言いました遠隔操作ですが、昔は実際に逮捕者も出ています。

今から10年ほど前に横浜市のとある店で経営者と店長が逮捕されています。

容疑は同店に設置されていた海物語に遠隔操作装置を設置し、大当りを任意に操作できるようにしていたというもの。

容疑者の供述では客数の減少を抑える為にサクラを雇い、サクラが遊技している台を大当りさせて玉が出ているように見せかけるために設置したというもの。

ここでキーワードとなるのは大当りさせるためにという文言です。

遠隔操作は出す為にやっていた

上の供述からある様に遠隔操作は基本的に出す為に行われていたというのが大半です。

こんなことを書くと『うそつき』『業界の回し者』と言われそうですがこれが事実です。

実際に営業をやってもらえば分かると思いますが、出さないよりも出す方が難しいんです。

正確には丁度良く出すのは非常に難しいのです。

ただ出すだけならスロットは設定⑥、パチンコは玉が減らないくらい釘を開けてしまえば出す事は出来ます。

しかしながらパチンコ店はあくまでも営利団体です。

単日ならともかく連日にわたって赤字にしていたらいくらお客さんがいても潰れます。

例えばラーメン屋さんで一杯10円で営業すればお客さんは途切れる事は無いでしょうが営業は成り立たないですよね?

パチンコ店も同じです。

出し続ければお客さんは途切れませんけど、潰れちゃいます。

だから、程よく出すということが難しいのです。

また、昔は16割分岐(2.5円交換)のお店が多く存在していたことから、赤字になるほど出すということも難しかったと思います。

遠隔操作があるなら店長なんていらない

そもそも遠隔操作で各台がコントロールできるなら店長なんていりません。

店長の大きな仕事として利益コントロールがあります。

出したり取ったりして月間・年間予算を達成させることです。

店長の平均年収は600~700万円と言われています。

そのくらいの給料を出しているのにボタン一つでコントロール出来る様な仕事をやらせますか?

私もそんな簡単な仕事であれば辞めたりしてません(笑)

店長時代は出したい台が出なかったり、出したくない台が猛爆したりと毎日胃を痛めていました。

それを乗り越えるからこそ給料がもらえていたのです。

当時は本当にそんなボタンがあったら楽なのにと考えた事もしばしば。。。

給料に見合った仕事はさせられますよ(笑)

遠隔操作に対するリスク

遠隔操作の最大のリスクは警察行政です。

パチンコ店は許可営業なので許可が無くなると営業が出来なくなります。

近年は昔に比べて警察の締め付けが強くなっています。

特に政府がIR(カジノ法案)に着手してからはその傾向が顕著に出ています。

以前からパチンコを遊技されている方は感じているかもしれませんが、『イベント』という言葉だけでも直ぐに警察が飛んできます。

パチンコ店の違反は普通の刑事罰の様に段階があります。

例えば、ある犯罪を犯した際に刑事罰ではその犯した犯罪の重さによって不起訴になったり執行猶予が付いたり実刑処分が下されたり、最高刑が死刑であったりと段階がありますよね。

それと同じように、パチンコ店がある違反を犯した際は、口頭注意、指示処分、営業停止処分、営業許可取り消し処分と段階があります。

口頭注意は字の如く、口頭で注意をされることです。

注意をされるだけですので処分経歴には乗りません。

但し、注意をされているので目を付けられることには変わりありません。

指示処分はこういう違反をしているから直しなさいという通達のようなものです。

口頭注意に似ていますが、『処分』と付いているので履歴に残ります。

刑事罰で言う執行猶予と同じような扱いです。

指示処分を受けると同じカテゴリーに属する内容で指示処分を再度受けた場合は指示処分違反という別の処分を受けることになり少なくとも営業停止になります。

営業停止処分は一定期間の営業を停止される処分になります。

犯した違反にもよりますが、最低5日~半年間の営業を停止されてしまいます。

そして、最も重いのが営業許可の取り消しです

営業許可を取り消されると一切の営業活動が出来なくなります。

遠隔操作なんてことをしたら間違いなく一番重い営業許可取り消しが言い渡されます。

更にいうと、パチンコ店で一番怖いのは同一地区の同一法人は同じとみなされるということです。

例えばAというお店で指示処分を受けた後に同一地区の同一法人であるBというお店で同じ違反をした場合は、そのお店で指示処分を受けていなくても指示処分違反になります。

これは、上の逮捕のところで経営者が逮捕されている事から分かるようにお店が違反では無く経営者が違反となるからです。

なので会社が大きければ大きいほど、そのリスクからは極力離れようとするのが当然のことですね。

こう言っちゃうと語弊があるかもしれませんが、個人としては大金である10万円でも企業にとっては大した額では無いのです。

その金額を取る為にそこまでのリスクを冒すのかという単純な事です。

だから私は99.9%遠隔なんて無いと断言してます。

皆さんが経営者だったとして数十万円の利益を取る為に、何十億・何百億かけた会社を危険にあわせる事はしないですよね?

巷で噂の『ホルコン』(笑)とは

遠隔操作と対になる様にネットでは話に上る『ホルコン』

『ホルコン』とは一体何かということもお話します。

『ホルコン』とは『ホールコンピューター』の略称だと思います。

だと思いますというのは、私たちは略称で呼ぶときに『ホールコン』と呼びますので何故『ホルコン』となったのかが分からないからです。

『ホールコンピューター』とは簡単に言うと数値管理機器です。

一日の営業を数値化したものを管理するものです。

例えば、A番台で当日にいくら売り上げがあって、何発打ち込まれて、何発払出があって、何回スタートが回って、何回大当りをして…という数値を管理するものです。

決して悪いものではありません(笑)

逆に、ホールコンピューターが出来たからこそ悪い事が減ったとも言えます。

大昔のパチンコ業界は脱税の宝庫でした。

それはそもそも数値管理がなされていなかったため、閉店時にいくらの現金があって、交換されたのがいくらだから儲けは〇〇だったと金額が大きいにも関わらずどんぶり勘定でした。

なので、悪いことをしようと考えれば売り上げをごまかす事なん簡単だったのです。

どんぶり勘定を数値化する為に生まれたのがホールコンピューターです。

では何故ホールコンピューターが悪者かの様に言われているかというと、昔の遠隔操作がホールコンピューター経由で行われることが多かったからです。

ホールコンピューターは各台のデータを吸い上げる為に各台に配線が繋がっている為に都合がよかったのでしょう。

その黒歴史が大大語り継がれているのです(笑)

明らかにありえないはまりは遠隔操作よりゴトを疑え?

そうは言っても理不尽なはまりはありますね。

私は思いっきり文系なのでよく分からないですけど、確率の7倍までは起こりうる範囲内の様です。

それを超えると天文学的な確立になる様です。

例えば1/319の台であればその7倍の2,233回転位までは起こりうるってことですかね。

でも、その位のはまりなら見た事ある気が…。

調べてみると、この数値は一人で続けた場合の様です。

人が変わると事象が変わるから別の事象として扱われるようです。

数学って難しいですね。。。

確かに、一人で2,233回転はまりに遭遇した記憶はありません。

理不尽に感じるかもしれませんが、数学的に見て大負けも確率的に起こりうるんですね。

逆に、一人ではまり続けて確率的に天文学的数値になった場合は遠隔操作では無くゴトを疑って下さい。

そもそも遠隔操作できるのであればそこまではまる前に単発でも当てさせますよ。

そこで疑うのは店が意図しないこと『ゴト行為』です。

『ゴト行為』とはゴト師という犯罪者がパチンコ台やスロット台に不正な基板などを取り付けて、自身の思う様に玉・メダルを出させるという行為です。

たちの悪いのは不正に搾取してもばれにくいように普通に遊技すると出にくく操作して、一般のお客さんが負ける様にしておくことで自身が不正に出した分を相殺させて数値上では異常が無いように見せかける事です。

パチンコ店では最終的な数値で判断する事が多い事から、つじつまが合ってしまうと分からない事が多々あります。

そのような事が無いように営業中にも確認は行っていますが、基盤を交換されてしまうと分からない事が多いです。

このような台に当る事は非常にまれな事ではありますが、あまりにもはまりがおかしいと思ったら熱くならずに止める事も大切ですよ。

まとめ

台の入替サイクルも昔と比べて非常に早く、それに合わせて遠隔操作機器を作っていく事は至難の業です。

今の遊技台は昔に比べてゴト師のおかげで格段にセキュリティーが高くなっているので解析を出すのも一苦労ですしね(笑)

そんな遠隔操作機器を何千万もかけて導入するメリットってありますかね?

そもそも出す為に使用されていた機器ですよ。

最近そんなに出すぞって店あります?

あったら教えてほしいのですけど(笑)

勝ちにくくなったパチンコですから、せめてそんな不安は忘れて楽しみましょう!

(負けを何かのせいにしたいのは分からんではありませんけど。。。)








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