みなさんこんにちは。
元店長です。
今回はパチンコ店でアルバイトをしてみようという方の疑問を少しでも解消できるよう記載していきます。
私は社員(フルタイム)で働きたいという方は別途記載していますのでこちらをご覧下さい。
私は一応パチンコ店で店長をしていましたので面接での受かりやすい対応なんかもお伝えできたらと思っています!
パチンコ店でのアルバイト 時給・福利厚生
パチンコ店でアルバイトをしようと考えている方の大半は時給の面では無いでしょうか?
隠す必要はありませんよ(笑)
それが当然だと思います。
パチンコ店の時給
パチンコ店の時給は他の業種に比べると明らかに高時給です。
何故、時給が高いのかというと人が集まらないからです。
パチンコ店は基本的にはほぼ年中無休、365日営業を行っています。
(※注:新台検査等で店休日を設けなければいけない地域もあります)
なので、人員を多く抱える必要があります。
また、パチンコを知らない方にとっては選択肢に入りにくいという業種でもあります。
特に東京などの都心部ではアルバイトの数自体が多く、アルバイトさん確保の激戦により地域での平均時給が高くなっているということも挙げられます。
時給に関しては各店競合店に合わせて上げていくのでそこまで差は出ないと思います。
なので、給料でパチンコ店を選ぶ際には時給以外の面をしっかり確認して下さい。
①時給の昇給制度が存在していてシステムがしっかりしているか
長く勤めると意外とばかにならないのが昇給制度。
たかが10円されど10円です。
仕事が出来る様になれば当然多くの業務を任されるようになっていきますが、この昇給制度が無いと新人さんと同じ給料で多くの仕事をさせられるということになります。
なので、この制度がしっかりしているかは可能であれば応募前、記載が無い場合は面接時にでも確認しましょう。
②加給のシステムがある場合も
お店によっては昇給以外にも加給が用意されている場合があります。
例えば、土日祝祭日は+〇〇円、遅番勤務は+〇〇円など。
これは、その日が忙しいということもありますが基本的にはその曜日やその時間帯にアルバイトさんが足りていない時に使われる手法です。
若干忙しいくらいで多くの時給を貰えるならばそっちの方が良いですよね。
③時給の計算方法
時給の計算方法もお店によって異なります。
お店によっては30分単位というお店もあります。
30分単位という場合は極端に言うと29分残業しても残業として認められないということになります。
流石に29分やった場合は1分待ってからタイムカードという流れになると思いますが、15分ぐらいだとサービス残業扱いされる可能性も。。。
単位は小さい時間に設定しているかも出来るだけ確認しましょう。
(会社によっては1分単位でというところもあります。)
パチンコ店の福利厚生
時給以外にもお金に関係しそうなところで言うと福利厚生が挙げられます。
アルバイトだからと考えていると実際はこっちの方で損をしてしまうことが多々あります。
下記に上げる項目がそのお店に存在するのかは確認しましょう。
この項目がちゃんと存在しているお店は比較的ちゃんとした会社であると判断材料にもなるかと思います。
①有給休暇制度
アルバイトさんでも有給休暇を取得できることはご存知ですよね?
(知らないという方は中々ブラックな所ばかりでアルバイトをされてきたかと。)
有給休暇は働く人の権利ですので申請さえすれば取得可能です。
ただし、『申請すれば』という部分に罠がありまして。。。
会社にとっては取らせることが義務では無いんです。
なので、昔ながらの小さな会社では取らせなくても大丈夫、そもそもアルバイトさんに有給休暇がある事を知らないなんてところもまだ存在します。
勤務日数や勤務年数にもよりますが、年間で最大20日貰えるはずの有給休暇。
例えば1日当たり5,000円だとして20日だと10万円になります。
これが貰えないお店で働きたくは無いですよね。
面接の時に有給休暇の説明が無いお店は注意した方が良いかもです。
②社会保険への加入
2016年10月1日から社会保険の加入条件が変更になりました。
より低い条件で加入が可能になりアルバイトさんも気軽に加入することが出来ます。(※①)
私が店長だった時、アルバイトさんからは手取りが少なくなるから嫌だって声もちらほらありましたが(汗)
そもそも年金は義務ですし(あるアルバイトさんは口座から差押えされてましたし)、健康保険もいざというときは絶対に必要です。
どうせ払うなら条件の良い方で払うのが得策です。
ただし、その条件を上げるのは働く会社の方も折半で支払うからになります。
ちゃんとした会社で無いと、その支払いを渋って社会保険に加入しないように調整を行われてしまいます。
(※①)
パチンコ店でのお仕事
パチンコ店でのお仕事は接客業になります。
お客さんをお出迎えして、お見送りするまでが一連の仕事になります。
その流れで行う仕事は大きく分けて3つになります。
パチンコ店の仕事
①清掃
一つは開店前、営業中、閉店後に行う清掃になります。
お店によっては清掃の専門スタッフがいたりしますが、基本的には開店前にお客さんを出迎えられる様に準備を行い、営業中はお客さんが出したごみの回収やたばこの吸い殻回収、お客さんが遊技した後のパチンコ・スロット清掃、閉店後は後片付けという流れになります。
②ホールの巡回
この仕事がパチンコ店アルバイトさんの主な仕事になります。
お店を周りながら①の清掃を行ったり、お客さんに呼ばれた際の対応、パチンコ台やスロット台でトラブルが発生した際の対応を行います。
最もきつい仕事はパチンコ台から出た玉を入れておく箱を交換する作業です。
1箱あたり10Kg位になる箱の上げ下げになる為、腰を痛めやすくこれが嫌で辞めていく人が多いです。
しかし、最近では各台に箱が無く、自動で計数する機械が付いているお店が増えてきているので面接を受ける前にお店に入ってみて玉箱の有無を確認しておくのも良いでしょう。
③カウンター業務
お客さんが出した玉やメダルを景品に好感しにくる場所を担当します。
お客さんがバーコードやカードを持ってくるのでそこに記録されている玉・メダルをその数に合わせ景品と交換します。
最近ではバーコードを読み込み、ボタンを押すだけで景品が自動で払い出される機械を導入している店舗も増えていますのでこちらも確認してみて下さい。
(景品の渡し間違いは結構大きな金額になりやすく、また不正を疑われることにもなりかねないのでここでのミスは結構怒られます。)
いずれの業務も当然慣れるまでは大変ですが、慣れちゃえば大した仕事ではありません。
パチンコ店は上で言いました通り、アルバイトさんが集まりにくいので親切丁寧に教えてくれるところが多いと思うので仕事面ではあまり不安なくやれると思います。
パチンコを知らなくても大丈夫?
店長時代に面接を行うと一番聞かれた質問がこれでした。
答えは=全く問題有りません。
まあ、知らないよりは知ってた方が教えるのは楽ですけどその程度です。
逆に対応の悪い店舗に良く行かれていてそれが正だと思って入社した人の方が厄介でした。
私は何店舗かのお店で店長をしましたけど、アルバイトさんの半数はパチンコ未経験者(女性に至っては殆どが未経験者)でした。
なので、この点に関しては面接で聞かれたとしても正直に『知りません、やったことないです』と言いましょう!
面接に関して
働く前段階で不安になるのは面接ですね。
ここでは私が面接を行っていた時にどこをポイントとして考えていたかを教えます。
基本的には人が欲しい業界ですので『ちゃんとした人』であることが伝われば大丈夫なんですよ。
面接に必要となるもの
面接の話の前に、面接の時に必要になるものをお伝えします。
・写真付きの履歴書
・年齢が分かる身分証明書
お店にもよると思いますが、基本的に上記2点は必要になると思います。
身分証明書はパチンコ店が18歳未満を雇うことが出来ない事から間違いが無いように確認するものです。
免許証などを持っていない場合は住民票(入社が決まったら確認書類で必要な場合有りますので先に取っといても良いかな)で大丈夫だと思います。
意外と大事!身だしなみ
社会人として身だしなみは整えていきましょう!
別にスーツでという話ではありません。
普段着で問題無いです。
ただし、遊びに行くわけでは無いのでその点は注意しましょう。
(面接にTシャツ・ハーフパンツ・サンダルという出で立ち来られたことがあったのですが、流石に面接する気になりませんでした)
男性は髭なんかも注意して行った方が良いですよ。
面接時のポイント
私が重要視していたのは明るくハキハキしているかでした。
当然緊張しているのはこちらも分かっています。
なのでその点は考慮してみていたつもりです。
上でもお伝えした通り、パチンコ・スロットを知っているかどうかはどうでもよかったです(一応聞きはしましたけど)
あくまで接客業なので、お客さんの前に出て大丈夫な人かなっていうところを見ました。
笑顔で元気良かったらそれだけで採用を決めちゃってましたよ(笑)
あとは、条件ですね。
特に土日祝祭日は人が必要なのでそこに入れるというだけでもかなりのアドバンテージになります。
まあ、多少条件が悪くても笑顔で元気よく来られると取っちゃってましたけど(笑)
パチンコ店で働ける条件
パチンコ店は『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』(風適法)という法律の元で許可を受けて営業しています。
そのため、従業員の規定も普通のアルバイトより若干厳しいです。
①18歳未満の方は働けません。(細かく言うと働ける部分はありますが基本的には18歳以上となります)
また、18歳でも殆どのお店では高校生をお断りしています(私は夜間高校生を雇ったことはありますが)
②外国人の方は働けません。
ただし、外国人の方でも永住者等の資格をお持ちの方は可能ですので、自分の資格で働けるのかはお店に確認してみましょう。
パチンコ店で働くデメリット
最後にパチンコ店で働く上でのデメリットをお話します。
どんな業界で働いても嫌な事はありますが、ここでは特にパチンコ店で強く現れる部分を紹介します。
タバコ問題
昔に比べるとパチンコ店でも喫煙者が減ってきており、空調も大分改善がなされてきていますがそれでも気になるのがタバコの煙。
私は喫煙者なので昔からそんなに気にならないのですが、タバコを吸わない方は気になるかもです。
特にタバコが苦手という方は数回はお店に入ってみて本当に働けるのかを考えて下さい。
腰痛問題
最近は台ごとに計数機が設置されて玉箱の上げ下ろしという作業は減ってきましたがお店によってはまだまだこの作業があります。
玉箱の大きさにもよりますが10Kg以上ある荷物を何度も上げ下ろしする事を想像してみて下さい。
私なんか想像しただけで腰が痛くなります(笑)
上にも書きましたけど、玉箱の無い店舗がお勧めです(笑)
騒音問題
パチンコ店はとにかくうるさいです。
元々遊技台が多数動いているとうるさいのにお店によっては音楽を大音量で流しているようなところもあります。
更に、そのうるさい中でスタッフ同士がやり取りを行わなければいけないのでインカムという無線機を装着してホールを周ります。
インカムを聞き逃すと怒られちゃうので音量を大きく設定していると、耳が遠くなるという弊害も発生します。
まあ人間適応能力ってすごいもので、うるささは2~3週間もすれば慣れちゃうんですけどね。
まとめ
色々書きましたけど、デメリットが気にならない方なら時給は良いし、採用されやすいし良い業界だと思います。
駄目なお店に行かなければそれなりに働きやすいと思いますよ。
まあ、辞めた人間が言ってもあまり説得力は無いかもしれませんが。。。